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「僕が宝くじで6億円当たってどうなったか」を読んで

まず、ロブ・ムーア著の「MONEY」から引用すると、

「全米金融教育寄付基金は、ある日突然大金を手にした人のうち70%は数年以内に全額失うとする調査報告を出している。宝くじの当選者のうち44%は、当選後5年以内に全額つかい果たしている。

宝くじ当選者の10人に9人は、家族の新たな財産が3世代目にはなくなると考える。ここでも、お金の管理の仕方を学ぶまでは、新たにお金を得ても管理できないのがわかる」

というものである。宝くじで当たっても、ほとんどの人が使いきってしまうということである。

 

しかし、「僕が宝くじで6億円当たってどうなったか」の作者の唱田士始矢はそうはならなかった。

この作者はtoto BIGの1等6億円を当てた。しかし、その後は全米金融教育寄付基金の調査報告のように当選金を全部使い果たすような生活をしている。53万円の家賃のマンションに住んだりとか、高級車やクルーザーを買ったりだとか、一晩で1500万使ったりだとかである。

まさに破産に一直線の生活だが、話はそれで終わらない。

作者はカジノにも行っている。

カジノといえば、大王製紙の元会長の井川意高が有名だろうと思う。

井川意高はカジノで借金をつくって、さらに賭け金にするため連結子会社から105億円を不正に借り入れた。その結果、井川元会長は特別背任罪で起訴され実刑を受けた。

その話からカジノって、そんなに負けるんか、恐いなという印象もあるかもしれない。

しかし、この作者の唱田士始矢はカジノで勝っているのである。

それも作者は占いが好きで方位学で吉方位に行き、自分の運気のいい日にやれば勝てるというもので、そんなので勝てるなら苦労はしない。

toto BIGを当てたのもそんな感じで作者は東京からわざわざ福岡でtotoを買っている。なんで福岡へということだが、これもその日が福岡が東京から見て吉方位だからである。

toto BIGの1等の当選確率は480万分の1である。他の人がマネをしたとしても一生当たらないかもしれない。この人はただただ、ついてるだけとしか言いようがない。

しかし、ついてるのはまだ終わらなかった。

この人は株式投資にも成功するのである。

買った銘柄が50倍になって30億になったらしい。保有し続けているとのことで30億よりはもしかして下がっているのかもしれないが、それでもtoto BIGの6億円より増えている。

こんなバカヅキがあっていいものか。

とにかく、この人はついている。ツキだけで、ここまで来れたと言ってもいいような感じである。

こうなると、占いというのもよくわからないが、影響あるのかもと思わせてくれる。

人は他人の不幸を喜ぶ性質があるそうだが、自分もそうで、こういう結果は面白くない。予想通り、破産でもしてたら本にはできなかったかもしれないが。

 

それでも興味のある人は読んでみるのもいいと思う。