2ちゃんねる創設者のひろゆきの著書、「無敵の思考」を読んだ。
もちろん、この本を読んでも無敵の思考になるはずもなく、誰の本にしても完全に自分に当てはまるというものはない。
特にひろゆきの立場と一般の読者の立場は違う。
例えばひろゆきは、朝が起きられないので平気で遅刻をするらしい。ひろゆきは、何かアイディアを考えてほしいとか、何かおもしろいことを話してほしいとかを期待されてるので時間通りに来ることを期待されてるわけではないとか、いろいろ遅刻を正当化しようと言っている。しかし、一般の人はほとんどが会社員なので、遅刻は許されない。
この点だけでも、ひろゆきの思考とはズレがある。
まあしかし、ひろゆきにはルールを決めておくという根本的な思考法があるそうで、これはいいと思う。こうなったら、ああするというルールでひろゆきも迷わないためのルールを決めるとストレスの少ない生活ができますと書いてるし、決断力が早くなる。いろいろ考えても結論は変わらなかったりするものである。これはマネしてもいい思考法であると思う。
それにしても、ひろゆきはケチである。
こう書いている。「たとえば、家賃が上がるというのは、僕にとってはものすごくマイナスなことです。論理的に考えれば、人間は寝てしまえば意識がないので、部屋はベッドの面積だけあったらいいわけです」
というものである。
部屋なんて広い方がいいだろう。これだと3畳の部屋でもいいのかと思える。ひろゆきはケチというか変な奴である。
しかし、実際には広い家に住んでるのかもしれないが。
あと自動販売機でジュースは買わないし、外食もしないらしい。金持ちは意外にケチが多いらしいが、本当にひろゆきもケチである。ただ外食は体には悪いかもしれないので、控えておくのも悪くないかもである。そして、人にはおごらないらしい。
「まあ、僕におごってくれと言ってくるような人は、僕のことを知らない人ですからね。
仲がいい人で言ってくる人はほぼいませんから、そういうキャラを作っておくと、人生はラクですよ」
だって。
あとは、200万円の時計を買おうとして、結局買わなかったことである。これはケチというより、やっぱり金を持ってるんだなと思う。金のない奴は200万の時計を買おうなんて発想すらしない。そういうところが違う。
しかし、ひろゆきの買おうとしていた時計は、ジャガー・ルクルトというメーカーのもので手巻きの機械式時計を作っていて、そこのは普通は3日に1回巻く手巻きのものを1週間に1回巻くだけというものを出していたというが、そんな面倒なものを200万も出して買わない方がいいと思った。それは正解だと思う。
金のない自分としては時計なんて正確さが大事で1万円のもので十分だと思う。10万円以上の時計は見栄である。
短かったけど、ひろゆきとはそんな奴である。