前川孝雄が著作者の「50歳からの幸せな独立戦略」を読んで、なんだこれはと思う部分があった。
それは190ページの、
まかり間違っても、エクセルと電卓が使えれば誰でもできてしまう給与計算といった「AIなら瞬時に終わらせてしまう業務」のみを専門にして、その業務に多大な時間を割くような働き方だけは避けなくてはいけません。早晩、仕事を失うことは必定だからです。
という部分である。
給与計算という仕事をすごく低く見てるし、バカにしている。
給与計算はこいつが思っているほど簡単ではないし、給与計算実務能力検定という資格もあるほど奥が深いのである。
給与計算をやったことない人間が給与計算をしたら間違いだらけである。
社会保険労務士の中にも給与計算はややこしいから、やってないという人もいるくらいである。
給与計算で間違っている例としては、
「介護保険料を天引きしていない」
「保険料率が改正前のもの」
「他県の会社なのに東京都の健康保険料率で天引きしている」
というような具合である。
とにかく、こいつが思ってるほど給与計算は簡単ではないのである。
こいつもコンサルをやってるみたいだが、コンサルタントってわかったようなわからないような事を言ってバカ高い金を取っていくというイメージがあるが、こいつも給与計算にしても、こんな間違った認識しかないなら、コンサルタントといっても、どの程度信用できるのかわからない。適当なことを言われても、お客の方でも全部、本当のこととして聞くしかないだろう。だから、コンサルはうさんくさいのである。効果があれば別だがバカ高いコンサル料を払って、何の効果もなければ詐欺みたいなものである。
こいつは10年かけて独立の準備をしたらしいが、10年もやってるなんて、それのどこが幸せな独立戦略なんだ?まあ、独立するというのは難しいし、大変な事であるが、それにしても時間がかかりすぎだろう。日はとっくに暮れてるわ。