山口県の阿武町というところで、町が臨時給付金を間違って1世帯に4630万円振り込んだということがあった。間違ったのは仕方ないし、振り込んだところの人間が返してくれれば何の問題もなかった。ところがその人間は返さないのである。
仕方ないので町は返還を求めて裁判を起こしたが、肝心の相手は仕事も辞めて行方不明になってるという。相手は24才の男である。
しかし、普通そんな大金が振り込まれたら返すだろう。しかし、こいつはお金を全部下ろしてネコババする気なのである。とんでもない奴がいたものである。
東日本大震災の時では、その混乱に乗じての略奪とかがなかったとかで外国にびっくりされたぐらいなのに、あの時の日本人の魂みたいなのはどこへ行ったのかと思う。
最近ではオレオレ詐欺やら、コロナの給付金詐欺とかずるく悪い人間が増えたので、この事件もその象徴な気がする。
できれば、こういう奴は執行猶予のつかない実刑に処してほしい。
ところが専門家は罪に問うのが難しいというような事を言ってるらしい。
何で?と思う。
心神喪失の人間に殺されたとしても罪に問えないというような納得できないようなことと同じなんだろう。
この事件の結末がどうなるかわからないが、行方不明になってる奴は最終的にいくらかのお金を得たとしても、名前や住所も知れ渡ることになるだろうし、割りに合わないと思う。逃げ切れたら別の話になるかもしれないが。